■動物病院の失敗しない貸店舗の選び方
店舗選びは、実際に開業してからでは改善が非常に困難であるため、開業前に十分に検討すべき課題です。
地域特性や現状そして未来の動向を考慮して、動物病院にあったターゲットを想定した上で物件形態の検討、そして立地・物件の候補を絞り込む必要があります。
動物病院の貸店舗・物件を選び方のポイント
立地面で貸店舗を選ぶ
貸店舗・物件選びにおいてまず考えなければいけないのが立地です。動物を飼っている層が多いエリアの貸店舗・物件を探します。
その地域の動物を飼っている人がよく散歩するコースやよく利用する地域動線(生活道路や主要道路等)エリアで尚かつ分かりやすく、入りやすい場所選びがポイントです。
最近はペット可のマンションも増えてはいるものの、まだまだ少なく、ペットを飼っている層が多いのは戸建住宅と考えられます。その中でもペット飼育に余裕のある(金銭面スペース面等)戸建住宅エリアが近辺にあればペット飼育率は高いです。そのような住宅エリアは郊外に多いため駐車スペースは必須です。
競合の動物病院の分布状況から貸店舗を選ぶ
競合の動物病院が開業予定エリアにどの程度あるかを調べることも非常に重要です。
競合の動物病院が多いエリアでは、立地がよく、動物病院に最適な物件だとしても、利用者の取り合いになるため大変です。
どんなに好条件な物件だったとしても注意が必要です。
競合になる動物病院等の数や分布状況、近隣で飼育されているペットの種類、検討物件との距離、周辺地域の住宅状況などできるだけ細かな調査をお勧めします。ペットがよく散歩される時間に近辺を調べるのも1つの手です
地域人口・特性から貸店舗を選ぶ
多くの方に利用いただくためには、地域の人口が多い事はもちろん望ましいこと(ペット飼育率も増える)ですが、
たくさんの人が住んでいるからといって一概にペット飼育率が高いとは言い切れません。
たとえば大学付近などでは人が多くても一人暮らし世帯が多くターゲットになりにくい、ペット可のマンションや戸建エリアなどでは逆にターゲット(ペット飼育層)が多いなど地域の特色や特性を考慮した選択が重要です。
ペット可のマンションはまだまだ少ないですが、ペット可マンションの場合高い確立でペットを飼育しているので貸店舗・テナント物件の種類としてはマンション内開業も有効です。
医療系専門のふくしま不動産では、大阪・京都・兵庫を中心として、地域密着だからできる未公開情報なども公開しています。動物病院開業に適した物件をお探しください。
動物病院の主な貸店舗・テナント物件の種類
貸借契約のあるテナントですが、さまざまな建物があります。動物病院が入ることが多いテナントの種類をご紹介します。
雑居ビル
業種問わず、さまざまな会社や業者が入っているビルです。多くのビルがこちらに当てはまります。
商業施設
ショッピングモールや駅ビル、スーパーなどの中にあるケースです。施設を利用するお客さんがそのついでに利用してくれる点が強みです。
マンション内
マンションの専用フロアや1Fなどに入って開業するケースです。ペット可のマンションなどの場合はある程度の利用者が見込めるのが強みです。
一棟貸し
小規模ビルや店舗の一棟貸しのケースです。